【重要】投資家の皆様へお詫びと今後の方針につきまして

 

投資家の皆様

 

平素は、ガイアファンディングをご愛顧いただき誠にありがとうございます。

 

2018年11月19日運用終了予定案件および全ファンドの利息の返済がなされなかった件につきましては、
投資家の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしており大変申し訳ございません。
心よりお詫び申し上げます。

 

理由等につきましては、先に投資家の皆様にメールおよびサイトのお知らせ欄でお伝えした通りです(※)
また今後「ガイアファンディング」での募集は、新規・再募集共に行わない方針です。
本件は既に、maneoマーケット社側に伝達済みです。

 

最終貸付先である米国内の各プロジェクトにつきましては、
該当の投資家の皆様に、プロジェクトの状況と返済計画のご案内を、逐次メールで始めております。

 

弊社といたしましては、投資家の皆様からご出資いただいたご資金を早期に返済すべく、米国関連会社と共に対応しております。
投資家保護を第一に取り組む、という点では、maneoマーケット社とも認識を一つにしております。

 

以上、この度の件につきまして、謹んで深くお詫び申し上げます。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2018年12月21日

ガイアファンディング株式会社
代表取締役 ケルビン チウ

 

 

 

※本件に関し先にお知らせした内容は次の通りです。
【延滞発生に関するご報告】 2018年11月19日返済日分全ファンドの利息(続報2)

【延滞発生に関するご報告】 2018年11月19日返済日分全ファンドの利息(続報)

【延滞発生に関するご報告】 2018年11月19日運用終了予定案件および全ファンドの利息

 

 

 

シリコンバレー 芸術の秋

芸術の秋

9月に入り年中温暖なこちらシリコンバレーでも、少しずつ秋の気配がしてきています。秋といえば、連想するのは芸術や収穫、食欲など。こちらシリコンバレーでは、この時期、ナパバレーのワインを飲みながら芸術作品を鑑賞する野外イベントが、あちこちのダウンタウンで開催されています。そのうちの1つ、パロアルト市では、珍しい路上に描くチョークアートが楽しめる、イタリアン ストリート ペインティング エキスポが行われました。

 

今回こちらパロアルト市で行われたようなチョークアートの始まりは、16世紀頃にまでさかのぼるとのことです。イタリアからヨーロッパ各地へと広がり、このアメリカにも伝わりました。

 

以下の写真は、イベント開催中のパロアルト市ダウンタウンの様子です。道路が歩行者天国になり、通行人が見ている中、芸術家たちが何時間もかけて、大きいものは4メートル四方ほどのスペースに、チョークを使って素晴らしい絵を書きあげていきました。

 

 

 

 

チョークアート以外にも、様々な芸術家による絵画作品などが路上ブースで展示販売されていました。野外ならではのバーベキュー、そしてナパバレーワインのブースもあり、少し涼しくなってきている青空の下、秋の気配を楽しむ地元の人々で賑わいました。

アリゾナ州のシニアハウジング

アリゾナ州のシニアハウジング

 

こちらアメリカでは、8月21日はシニアシティズンズ・デーでした。1988年、ロナルド・レーガン大統領の呼びかけにより制定され、日本の敬老の日のように国民の祝日とはなっていませんが、高齢者への感謝の気持ちを表す日として、シニア施設などで催し物が行われたりします。

 

今回のブログでは、シニアがリタイア後の移住先として選ぶ人気の場所の1つ、アリゾナ州をご紹介させていただきます。アリゾナ州は以下地図にありますように、アメリカ南西部に位置し、温暖で過ごしやすい州です。アメリカのサンベルト地区の中でも、テキサス州やフロリダ州と並び、退職者の移住先として、長い間とても人気がある州です。有名なForbs誌等の雑誌のランキングでは、リタイア後に最も過ごしやすい州の中の1つに選ばれています。

 

アリゾナ州といえば、「金持ち父さん貧乏父さん」の著者として有名なロバート・キヨサト氏も住んでいるフィニックス市郊外の高級住宅地などが有名ですが、一年を通して寒い思いをせずに過ごせ、さまざまなレジャーの選択肢があるなど、非常に魅力的で、近年、人口が急激に増加したことが記憶に新しいです。米商務省国勢調査局によると、特にフィニックス市があるアリゾナ州の中心部マリコパ郡は、この2年連続で、全米約3,200の郡の中で最も人口が増加したとのことです。

アリゾナ州は、砂漠気候で有名ですが、木々が茂り雨も降る山岳地方など、季節を感じることができるエリアもあります。また、フィニックスのような都市から、大自然に囲まれた小さな町まであり、様々なライフスタイルを好む退職者たちも多く惹きつけています。

 

砂漠エリアではアレルギーの元となる植物もあまり生息しておらず、乾燥しているため、アレルギーや喘息等の疾患がある人でも快適に過ごせるという利点もあります。

 

この自然豊かなアリゾナ州では多種多様なアクティビティーを楽しむことが可能です。魚釣りが好きな人はコロラド川などでフィッシング、散策が好きな人はグランドキャニオンやセドナ等の国立・州立公園で雄大な自然の中をハイキングなど。冬は、山岳エリアでスキー、気候が良いエリアではゴルフも楽しめます。

 

アリゾナ州は隣のカリフォルニア州などに比べると物価が安いだけでなく、リタイアした人々のために税金の優遇もあります。リタイア後、貯金を使いながら生活する人々には、経済的にも魅力的な州です。

 

アリゾナ州に多数あるシニアレジデンスは、大都市にあるアパートのようなものもありますが、以下のような一見普通の住宅に見えるものもあります。このようなタイプのシニアレジデンスは、普通の家に住んでいるような気持ちになり、居心地が良いそうです。以下、写真でご紹介します。

アリゾナ州では65歳以上の人口が年々増えており、2017年の統計では17%を超え、全米平均の15.6%を上回っています。
様々な面でシニアたちに魅力的なアリゾナ州は、今後もリタイアした人々を惹きつけ続けることでしょう。

ガイアファンディング 3周年を迎えました!

ガイアファンディングは2018年7月に、設立から3周年を迎えました!

現在、成立ローン総額は81億円を超え、登録ユーザー数は5700人以上です。

カリフォルニア、テキサス等、アメリカの様々な州に、レジデンシャルだけでなく、オフィスやロジスティックス等、投資案件も多様化しています。

これからも、投資家の皆様に素敵な案件をご紹介していきたいと思っております。
今後ともお付き合いのほど宜しくお願いいたします。

アメリカのアウトドア・キャンピングカルチャー

アメリカのアウトドア・キャンピングカルチャー

 

そろそろ夏が近づいてきています。素晴らしい国立・州立公園が数多くあるアメリカでは、夏といえばアウトドア。大自然の中でキャンプしながら、ボート、フィッシング、ハイキング、マウンテンバイキング、バーベキューなどを楽しむ文化があります。

 

アウトドアのアクティビティーは、キャンピングカー等を使って行く場合が多く、飛行機や電車での旅行とは違って、直接行きたい場所へ行きたい時に、自分で好きなように運転して行けるため、自由を好むアメリカ人の文化にピッタリのようです。マウンテンバイクやバーベキュー道具など、自分の好きなものを持っていけますし、車内には台所や冷蔵庫、ベッド、シャワー、トイレ等揃っているので、自分のスペースがあり、とても快適です。

 

キャンピングは、ホテルなどに泊まらず、安く余暇を楽しめる手段として、例え景気が悪い時でも人気が衰えることはありません。統計によると、全米で毎年約4千万人以上もの人々がキャンピングカーや車を運転してアウトドアを楽しんでいます。こういった人々のために、全米各地の自然公園などでは、キャンピングカーやトレイラー等の駐車スペースが備え付けられ、キャンプ場やハイキングトレイル、バーベキュー設備なども整備されています。

 

 

 

キャンピングカーは以前からアメリカ各地を旅する手段としてよく利用されていました。リタイア後、夫婦でゆったりアメリカ横断旅行などする人々もいます。自分の車の後ろにつなげて引っ張って移動する小型トレーラータイプのものから、内装がまるで家の中のような大型のラグジュアリーモーターホームタイプまで様々です。

 

 

RV(リクリエーション車)産業組合の統計によると、最近ではキャンピングカーの売上に新しい傾向がみられるとのことです。以前は、国立公園など離れた場所に行くと、街中に居る時のようにインターネットに繋がることができず、不便な面もあったのですが、近年のスマートフォンや4Gデータコネクション等のテクノロジー発展の影響で不便さが減り、キャンピングカーの売上が増し、そして購入客の半数以上は若い世代が占めるようになったとのことです。

 

キャンピングカーの売上げは2009年の経済危機の時期以降、過去にない勢いで上昇しています。売上は2017年は前年比で17%も伸びており、1年間で50万台以上が売れ、そして5年前から比べると倍増しているとことです。

 

このように、過去にないほど人気があるキャンピングカーですが、大型のものを自宅に駐車できるスペースがある人はあまりいません。ですが、広いアメリカでは、キャンピングカーやボートなどをも停めておくことができる特別な大型駐車場があちこちにありますので、駐車場の心配もありません。

 

 

この広大なアメリカでは、湖のほとりや森林など、豊かな自然のなかで、キャンピングカーといった自分だけのスペースを持ちながら移動し、時間等に拘束されず自分の好きなルートで旅行できる自由さが、アメリカ文化に合い、これからも人気が衰えることはないようです。

 

「スノー・バード」「避寒地への移動」とは?

「避寒地」

と聞いて、ピンとくる方はどのくらいいらっしゃいますでしょうか。
避暑地でしたら、聞いたことがある方がほとんどだと思います。暑さを避けるために夏でも冷涼な気候の、別荘などが並ぶ閑静な場所を思い浮かべる方も多いかもしれません。

アメリカでは、寒さを避けるために、暖かい場所に移動して休暇を過ごしたり、または引っ越しする人々がいます。こういった人々の移動は、不動産・経済にも影響を及ぼしています。

今回は、この避寒について、そして最近の避寒の変化について、皆さんにご紹介させていただきます。

英語で「スノー・バード(Snow Birds)」という言葉があります。

季節によって南北に移動する渡り鳥のように、アメリカ北部または遠くカナダから、冬の寒さを避けるためにアメリカ南部へ移動し、また冬が終わったら北部へ戻っていくという人々を差すニックネームのような言葉だそうです。昔からの定番移動先は、フロリダ州です。

毎年、北部地方から約2百万人もの人々、主にベビーブーマーたちが、南部のビーチエリアなどを訪れ、暖かい冬を楽しんでいます。この間、避寒地の高速道路は北部州各地のナンバープレートを付けた車であふれ、レストランも込み合い、また、長期滞在のために第二の家を購入している人々も多くいるようです。

短期間滞在の観光客が及ぼす経済効果と違い、これだけの人々が長期滞在し、食事・買物をし、不動産を所有している人は不動産関連の税金も払うわけですから、冬の間、滞在先の州経済に及ぼす影響は少なくないと言えます。

フロリダ州だけでなく、テキサス州にも冬季移動する人々がいます。そちらは「ウインター・テキサン(Winter Texan)」、直訳すると“冬季のテキサスの人”、というふうに呼ぶこともあるそうです。こういった、冬に移動してくる多くの人々のために、スノー・バード湾岸マガジン、ウインター・テキサン・タイムズといった、情報交換雑誌まであります。

このスノー・バードという言葉は約100年前から存在します。

多くの人々が毎年、フロリダ州、そしてテキサス州へ移動してきていましたが、最近ではアリゾナ州などの他の暖かい州、そして遠くはコスタリカなどへ訪れる人々も増えてきているようです。

そして、近年では、このスノー・バードの動向に変化が表れてきています。

フロリダ州に滞在していた人々が、元々住んでいた北部への約半分の距離だけ戻る形になる場所、途中のジョージア州、テネシー州、ノースカロライナ州またはサウスカロライナ州等へ移動、または住みつく、という現象が見られ始めています。
こういった、最南部州から北方向へ半分途中までだけ戻った人々のことを「ハーフ・バック(Half Backs)」と呼びます。

アメリカの引越業者の調査によると、フロリダ州への移住者よりも、反対にフロリダ州から出る人々が増えてきている現象がみられており、ここ最近、フロリダ州からの移動先として人気なのはノースカロライナ州及びサウスカロライナ州だそうです。

これから更に数百万人のベビーブーマーたちが退職し、老後を過ごすために引っ越しをする人の数が更に増えていくと予測されます。
これらの人々の動向、それに伴って開発されるコミュニティー、その結果影響を受ける不動産・経済の動きに関心が向けられます。

サンフランシスコの物件が完成しました!

サンフランシスコの物件が完成しました!

 

◆カリフォルニアローンファンド20号◆

【URL】 → https://www.gaiafunding.jp/apl/fund/detail?fund_id=190

◆カリフォルニアローンファンド21号◆

【URL】 → https://www.gaiafunding.jp/apl/fund/detail?fund_id=191

 

 

 

 

 

 

去年10月にブログ(物件情報:サンフランシスコの物件を見学してきました!)でご紹介させていただきました工事中の物件が完成し、先日オープンハウスが行われました。

 

サンフランシスコ市内の観光スポットやダウンタウンも徒歩圏内で、イタリアンレストランが集まっていることで有名なリトルイタリーと呼ばれるエリア付近にある物件です。

1926年に建てられた美しい外観や人気のハードウッドフロアは残し、ハイシーリング(高い天井)、最新のキッチン設備や屋上デッキ、ドアの開け閉めなど家の中の管理を携帯電話を使って操作できるスマートホーム機能などを備え付け、バリューアップされています。屋上階にもベッドルームがあり、デッキからのコイトタワーやゴールデンゲートブリッジ、アルカトラズ島も見えるサンフランシスコ湾の眺めは絶景です。

3ユニットでそれぞれにガレージがついた複合住宅です。以下、オープンハウスの様子や家の内外を写真でご紹介させていただきます。

 

 

ユニット#1

 
ユニット#2

 

 

 

ユニット#3

屋上階の様子

投資家の皆様のおかげで素敵な物件に完成しました。
今後ともお付き合いのほど宜しくお願いいたします。

カリフォルニア州フレズノ市

カリフォルニア州フレズノ市

今回は、カリフォルニア州フレズノ市をご紹介させていただきます。以下の地図にありますように、内陸部、セントラルバレーにあり、カリフォルニア州の二大都市、北のサンフランシスコと南のロサンゼルスの中間地に位置します。

 

セントラルバレー地区は、世界で最も肥沃な土地の1つと言われています。古くからメキシコや日本などから農業移民が多く住んでいた歴史があり、現在でも農業が非常に盛んです。全米で消費される大部分の農作物がセントラルバレーで生産されていると言われるほどで、特にフレズノ郡はアメリカ全土でもトップレベルの農業地域です。100万エーカー以上もの土地に7500人以上の農業従事者が働き、250種類以上の農作物が作られています。

 

農業はフレズノ地域の雇用の約20%を占め、35億ドル以上を地域経済にもたらしています。そして、農業生産だけでなく、グローバル規模の食品・農産物加工関連産業も発達しています。缶詰工場、冷凍加工工場なども数多くあり、雇用を生み出しています。

 

東部にはシエラネバダ山脈が広がり、世界でも有名な観光地のヨセミテ国立公園やセコイア・キングスキャニオン国立公園などの観光拠点都市としても発達しています。

 

フレズノ市は日本との関わりがある市でもあります。古くから日系移民が農業に従事するために移住してきた歴史から、現在でも日系の寺院や教会などがあります。セントラルバレー地区に住む日本人家庭の子供たちの為のセントラルバレー日本語補習校もフレズノ市内にあります。

 

また、高知県高知市とは1965年から50年以上もの間、姉妹都市としての関係が続いています。市民レベルでの交流が何度も行われていて、例えば高知市立江ノ口小学校の代表団が1966年にフレズノ市立ホーランド小学校を訪れて以来、姉妹学校の関係にあるなどといったことも紹介されています。

 

フレズノ市は、カリフォルニア州で5番目に大きな都市です。セントラルバレーの中では最も大きな都市で、カリフォルニア州内陸部経済の中心的役割を果たしています。メトロポリタン・フレズノと呼ばれるフレズノ都市圏では、この30年余りで人口は2倍近くに増加し、総人口は100万人を超えました。

 

そしてフレズノ市は、フレズノ郡の郡庁所在地です。農業だけでなく、アメリカ国税局などの政府機関支局、全米規模の保険会社などもオフィスを置いています。アメリカでトップクラスのカリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部の医療施設や大病院もあります。カリフォルニア州立大学フレズノ校やフレズノシティーカレッジは、それぞれ2万人以上もの生徒を抱える大きな大学です。

 

また、地理的に、カリフォルニア州の中心部に位置し、大きな人口を抱えるサンフランシスコ・シリコンバレーのベイエリア地区からロサンゼルス広域地域まで、3500万人以上もの人々へトラックが1日以内でアクセスできる距離にあるため、物流の拠点としても非常に重要な役割を果たしています。

 

カリフォルニア州高速鉄道局 は、カリフォルニア北部サンフランシスコ・サクラメントから南部ロサンゼルス・サンディエゴまでの長距離を結ぶ高速鉄道を推進していますが、以下の地図に示されているように、フレズノ市にも駅が建設されることが計画されています。現在サンフランシスコ~ロサンゼルス間は車で6時間程度を要しますが、この鉄道が開通すれば、約半分の3時間程で移動可能になります。そして、この鉄道の建設で更なる雇用の増加も見込まれています。

 

 

このような高速鉄道等開発が進むと、北カリフォルニアの中心サンフランシスコ・シリコンバレー地区、南カリフォルニアの中心ロサンゼルスに加え、カリフォルニア内陸部の中心として、フレズノ市は更なる発展をすることでしょう。

カリフォルニア州サンカルロス市

カリフォルニア州サンカルロス市

 

北カリフォルニアでホットな不動産エリアと言えば、サンフランシスコ市、そしてサンノゼ市広域・シリコンバレー地区ですが、その2つの都市のちょうど中間に位置するサンカルロス市でも近年、開発が著しくなるなど変化が見られます。今回はそのサンカルロス市について、皆様にご紹介させていただきます。

 

サンカルロス市は以下の地図にあるように、サンフランシスコ市とサンノゼ市の中間地にあります。この2都市間をつなぐ地域の大動脈の高速道路2本、そして電車が南北に通っており、通勤や文化的イベントに参加するにも非常に便利です。日本への直行便もあるサンフランシスコ国際空港及びサンノゼ国際空港へは20-30分ほどの距離です。市内にあるサンカルロス空港は、約500機の飛行機の発着所となっており、チャーターサービスなど飛行関連の企業を30社あまり抱えています。サンフランシスコ港、レッドウッドシティー港も近くにあり、ローカルだけでなく国際的にも、交通・物流などの面で、地理的に非常に優位な場所です。

サンカルロス市位置図

 

サンカルロス市は、もともと古くから人口の大多数を白人富裕層が占め、落ち着いていてこじんまりとした街でした。このため、現在でも治安が非常に良く、高所得者が多い街で、1家族当たりの年間の平均収入は約16万ドル(約1,900万円:$1=120円換算)です。

 

収入別人口分布グラフ

 

サンカルロス市経済データ

 

現在でもダウンタウンにはワイン・オリーブ専門店やおしゃれなレストラン・カフェ、ブティックが立ち並び、落ち着いた雰囲気があります。毎週ファーマーズマーケットが行われたり、週末には犬の散歩やワインをゆっくり楽しむ地元の人々などでにぎわいます。

 

このサンカルロス市も、地理的にちょうど世界有数のIT企業が密集するシリコンバレー地区の北部に位置するため、近年の人口増加、住宅需要の伸び・供給不足、賃料・住宅価格が上昇しているシリコンバレー中心地の影響を受け始めてきています。

日系企業では、ソフトバンク社がシリコンバレー拠点をサンカルロス市に置いたニュースが近年ありました。近隣にはIT大手オラクル社や世界的クレジットカード会社VISA社の本社もあります。フェイスブック社やグーグル社、アップル社といった、数多くの世界でトップクラスの企業が通勤範囲にあり、とても便利な立地にあります。

シリコンバレー地区では、人口の激増から起こる交通渋滞に対応するため、あちこちの高速道路で車線増加、出入口の拡張工事が行われています。電車の乗客数も過去にないほど増加しています。以下は、サンカルロス市にも駅がある、シリコンバレーを北はサンフランシスコ市から南はサンノゼ市以南へとつなげる通勤電車カルトレインの、平日利用者数の推移です。過去10年で通勤者が非常に増えていることがわかります。

 

このような状況の中、サンカルロス市には急激な変化が起こってきています。もともとはこじんまりとした白人富裕層のエリアでしたが、市内のあちこちで大規模な建設プロジェクトが見られ、再開発の勢いが非常に増しています。以下、サンカルロス市駅周辺やダウンタウンの写真をご紹介します。

サンカルロス市にあるカルトレイン駅です。通勤によく使われています。

このカルトレイン駅前に再開発が起こっています。シリコンバレーの著しい人口増加に伴い、この広大な土地に新たにコンドミニアム等が建築されるようです。

 

そして駅から2分ほどの場所には、すでにこのような大規模なアパートが建設中です。

 

ダウンタウンの様子です。犬の散歩やカフェでゆったりとしている住人達で賑わっています。

 

このダウンタウンの通りにも、あちこちに以下のような工事現場が多数ありました。どれも大規模な住宅・店舗再開発プロジェクトのようです。

 

 

このように、目覚ましい経済発展、雇用増加、全国・全世界からの著しい人口流入が、シリコンバレー中心だけでなく、周辺都市に大きな影響を与え、サンカルロス市の街もどんどん発展し、変化してきています。この変化の波は勢いを増しており、シリコンバレー地区だけでなく、ベイエリアと呼ばれるサンフランシスコ湾岸地区全体に広がってきています。

 

サンカルロス市は人気の高いエリアで、以前弊社でも、以下の中期プレミアムファンド20-24号の二世帯住宅建設の案件がありました。以下でご覧になられます。

◆中期プレミアムファンド20号◆

【URL】 → https://www.gaiafunding.jp/apl/fund/detail?fund_id=67

◆中期プレミアムファンド21号◆

【URL】 → https://www.gaiafunding.jp/apl/fund/detail?fund_id=68

◆中期プレミアムファンド22号◆

【URL】 → https://www.gaiafunding.jp/apl/fund/detail?fund_id=69

◆中期プレミアムファンド23号◆

【URL】 → https://www.gaiafunding.jp/apl/fund/detail?fund_id=70

◆中期プレミアムファンド24号◆

【URL】 → https://www.gaiafunding.jp/apl/fund/detail?fund_id=71

 

 

 

 

 

 

2018年に向けて更に勢いを増すアメリカ不動産マーケット

2018年に向けて更に勢いを増すアメリカ不動産マーケット

 

そろそろ2017年も終わりに近づいてきていますが、こちらアメリカでは、不動産マーケットが勢いを増していることを示すデータがいくつも公表されています。

今月に入って公開されました、5つのチャートを使った興味深い記事があり、皆さまにご紹介したく、以下、簡潔に要約し、翻訳してみました。(ブルーンバーグ社より公開された「Here Are Five Charts Showing U.S. Housing Momentum Entering 2018」(https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-12-22/here-are-four-charts-showing-u-s-housing-momentum-entering-2018)です。)

 

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アメリカの住宅不動産マーケット事情は、新年に向けて、上向きの状態が続いています。住宅建設業者は楽観的です。供給数が少ない中、需要は強く、住宅価格は上昇し続けています。先週トランプ大統領が署名した税制改正法は、それほど住宅購入者の需要に影響を与えないものとなりそうです。以下、住宅不動産マーケット状況に関し、2018年のスタートを見ることができる5つのチャートをご紹介します。

 

1.好調な住宅販売

中古住宅販売はこの11月、エコノミストたちの予測をかなり上回り、過去10年で最も高い水準を記録しました。高価格帯の物件が多く販売されました。特に大きいサイズのシングルファミリー住宅やコンドミニアムが多く売れています。

 

 

新築住宅販売数も、アメリカの殆どの地域で、過去10年で最も高い水準です。この急激な販売の伸びは1992年以来のレベルです。

 

 

2. タイトな供給状況

住宅需要が非常に高まる中、供給は以下のグラフの通り、とてもタイトな状態です。全国不動産業協会(National Association of Realtors)のチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏によると、11月現在の供給月数は3.4となっており、この数値は1999年以来の水準です。

 

 

3. 増加し続ける住宅着工件数

住宅着工件数は、グラフで示されている通り伸び続けており、住宅建築業者の楽観指数も上向き続けています。一番の上昇が期待されているシングルファミリー住宅の着工件数は、過去10年でもっとも高い数値となっており、建築許可申請数も2007年8月以来の速いペースで増加しています。

 

 

4.上昇し続ける住宅価格

S&P/ケース・シラー20都市圏住宅価格指数は、住宅価格が上昇し続けており、現在、2014年以来最も高い水準にあることを示しています。住宅価格が高水準にあることで、より多くの物件がマーケットに出され、現在のタイトな住宅供給状況が緩和されるだろうとの見方をするエコノミストのコメントも出ています。

2018年のワイルドカードといえば、税制改正です。100万ドルまでの新規モーゲージの利息に対し控除がありましたが、それが75万ドルまでの上限となりました。これだけの金額のモーゲージを持つアメリカ人はそれほど多くないかもしれませんが、税金の項目別控除よりも基礎控除を選ぶ人が増えることになりえます。家を買って控除を利用するインセンティブが減ることにつながる可能性もあると考えられます。ですが、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーのエコノミストは、税法が住宅市場の動きや価格を押し下げたとしても、米国経済全体に大きな影響を及ぼすとはおそらく考えられない、とのコメントを出しています。

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