アメリカ・シニアハウジング市場のトレンド
アメリカでは高齢者人口が増加し、毎日1万人以上の人々が65歳になっています。以下のグラフにあるように、2010年から2020年の間に35%、2020年から2030年の間に30%と、高齢者人口は急増加することが予測されています。
そして、その大部分が退職者です。経済的に老後を心配する人も多く、コスト効率の高い、自分のニーズにあった快適なシニアハウジングを必要としています。現状は、まだシニアハウジング施設は少なく、アメリカ全土で約81万ユニットしかありません。需要に比べ、供給が間に合っていない状態です。
アメリカでは、65歳以上の退職者世帯の平均年金受給額が約15,000ドルで、半数以上の世帯がシニアハウジング施設の家賃に払える金額は、月に1,000ドルから1,750ドルの範囲です。この層をターゲットとしたシニアハウジング施設開発は、今後、急成長が見込まれます。